槻友会 - 高槻中学校・高等学校同窓会

高槻中学校・高槻高等学校を卒業した1万6千人の頼れるネットワーク

「歩み」研究会 4月の案内と3月の報告

「歩み」研究会 4月の案内

4月25日(日) 午後1時30分~4時、学校会議室(2階)
山本登朗氏(19期生、文化祭創始者、関西大学教授)講演会
 内容 (1) 高槻在学時代(古典開眼、文芸部創設、第1回文化祭)
    (2) 国文学研究と大学での教鞭
    (3) 「生徒歌」歌詞の解釈解説
    (4) 私立中学高校での校長経験、母校に望むこと、など


教員座談会(3月21日)の報告

 これまで5回にわたって卒業生に高槻の歴史と教育を語ってもらった。今回は退職教員(3名)と現職教員(4名)に高槻を語ってもらうことにした。

 主な発言を列挙すると、昭和40年代以降は学校組織づくりと民主化が進んで、教える内容と方法についてかなり自由があった。そこに創意工夫と改善革新が生まれ、生徒を惹きつけるものもあったが、統一感と継続性に欠ける面もあった。近年はシラバスをつくるなどシステム化されてきた。
 転勤のない高槻では外の世界が見えにくいので、もっと他校や研究会に出向くとよい。多忙化が進み、「教育とは、教師とは何か?」といった根源的な問題を考えたり話したりする機会が減った。生徒が一生付き合える良き友を見いだす手伝いをクラブ活動等を通してサポートするのも教育の一環である。
 1、2年前に卒業したフレッシュな大学生が数人出席してくれたが、彼らは学校生活を楽しみながら、受験勉強もやったという。今後母校との関係を意識し、接点を求めて行きたいとの発言もあった。
 これまでの研究会では70年間の高槻らしさを探し求めて来たが、ここに至って高槻らしさを意識しすぎず、教員、生徒が彼らの求める教育を模索する自由を大切にし、自由を守らんが為に教師も生徒も主体的に高槻と関わること、そこに他校と異なる高槻らしさが存在するのではといった論調が今回の研究会の特徴であったと言えよう。参加者24名。