槻友会 - 高槻中学校・高等学校同窓会

高槻中学校・高槻高等学校を卒業した1万6千人の頼れるネットワーク

今中会長 ご挨拶

 槻友会ホームページに訪問していただきありがとうございます。

 本年4月から槻友会会長を勤めさせていただきます今中良一です。

 2003年、2004年の槻友会活動の基本的な考え方をこの場をお借りして申し述べます。

 現在は、大変な時代になりました。すべての指標が「右肩下がり」という、これまでと全く逆の時代を迎えております。

 これにあわせ、グローバル化が進んでいて、さらに混乱を深めております。

 グローバルスタンダードという今までにない評価基準がまかりとおり、例えば、終身雇用に関して、トヨタ自動車の社長がそれを維持すると言ったら、アメリカで企業の格付けを下げられて話題になったこともあります。価値観をグローバルな視点で見直さなければならなくなったわけであります。

 槻友会がこのような世界に対して何かアクションを起こせることなど、無論ありえないことでしょうが、すくなくとも次世代をになう母校の生徒諸君に、少しでも役に立てる活動をしていくことが、求められているのではないでしょうか。

 このような視点から次の2点を活動方針に致したく考えております。

  1.  懐古趣味的な仲良しクラブ(=これも大いにあって結構なものだが)と云う面だけでなく、学校当局・保護者会、そして何よりも現役の生徒諸君にとって、力強い援軍であり得るかどうか、こう云う観点にも着目した上で、様々な接点を模索して行く。例えば、生徒諸君の卒業後の進路、どのように自己実現を達成していくのかなどの課題に関して、槻友会が貢献できることを考えていきます。
  2.  各期の同窓会は、言葉の本当の意味での「異業種交流会」であります。会員相互間のヨコのつながりを、更に深めてタテへのつながりと進化・発展せしめるべく希求して行きます。こうした交流を通じて「利害損得」を越え、謂わば「人生の間口を拡げ、奥行きを究めるチャンス」を掴み取らなければ、それこそ「損」であるのではないでしょうか。

 母校は少子化が益々進む中、進学系の男子校として、数々の実績を揚げてはいるものの、それを取り巻く環境は色々な意味で「厳しい」の一語に尽きる感あり、私達としてどう云うサポートが出来るのか、共々議論を深め、考察を加えて行きたいと考えております。どうか槻友会の皆様におかれましては、槻友会の活動へのご指導ご鞭撻をいただけますようお願い申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。

2003年6月吉日

槻友会 会長 今中良一