母校進路指導部(工藤剛先生)では、去る7月29日(金)~30日(土)に、高1・高2生を対象に首都圏難関大学の入試情報と学習法を習得するための東京研修会を実施した。これに関し、昨年10月の「創立70周年記念行事」の一環として母校と槻友会の連携を強化すべく岩井校長から槻友会東京支部へ、この研修会への協力要請があった。
最近の動向として、高槻周辺への早大、立命館大、関大などの付属中高一貫校の進出、橋下大阪府知事の主導による公立高校のレベルアップ、さらに年々進化する少子化など競争激化の状況がある。この中で母校の競争力強化のためには在校生の首都圏難関大学への挑戦が大きな意味を持つであろう。槻友会東京支部ではこれを全面的にバックアップしていこうとの共通認識を支部幹事会で確認した。
今回の研修会は2日間の中で東京大学、早稲田大学、慶応大学のキャンパス見学と大学の説明会に加えて有力予備校である駿台予備校と代々木ゼミナールで「首都圏難関大学の入試情報と学習法」を限られた時間の中できわめて要領を得た説明を受けることができた。11期卒の私にとって孫のような年頃の現役生と一緒に聴講したが内容には興味深いものがあった。現役生にとってかなりの刺激となり、新学期からの勉強態度に変化が現れることを期待したい。
また、29日の講習会の後、18時~20時にかけて、東京ガスの四谷クラブでOB14名(本年4月首都圏の難関大学への進学者6名を含む)と引率の先生3名、現役生17名で交流会が開かれた。OBと現役生が各自2~3分のスピーチをしたがそれぞれの個性が出て初めての出会いとは思えないような強い「絆」を感じることができた。
今までの槻友会への参加者は高齢化しており親睦会的な面が強かったが、今後はこのような若手との交流の機会を増やして、各年代層のOBと母校との連携を強め、横から縦への絆を強めていくことが必要だと痛感させられた。そこから各分野で活躍されている高槻出身者の人材バンクが生まれ、母校の繁栄につながることも期待できよう。
品川駅の出迎えから上記5か所の訪問先と交流会への誘導、東京駅の見送りまで一貫してお世話をする機会に恵まれたことを慶び、限られた時間の中で予定通りスケジュールを順調に終えホッとしている。
【兼松通彦・11期・東京支部長】