槻友会 - 高槻中学校・高等学校同窓会

高槻中学校・高槻高等学校を卒業した1万6千人の頼れるネットワーク

「歩み」研究会例会~卒業生座談会~のご案内と報告

卒業生座談会シリーズ・第4回ご案内

 日  時: 1月24日(日) 午後1時30分〜4時
 場  所: 学校会議室(2階)
 パネラー: 21期~30期(昭和40年頃~50年頃)

卒業生座談会シリーズ・第5回ご案内

 日  時: 2月21日(日) 午後1時30分〜4時
 場  所: 学校会議室(2階)
 パネラー: 31期~40期(昭和50年頃~63年頃)

●両座談会のパネラーを募集しています。自薦、他薦は問いません。osio@takatsuki.ed.jp へ。

16期~37期の皆さん、「中期アンケート」にご回答ください。詳しくはこちら。


卒業生座談会シリーズ・第3回報告
(14期~20期、昭和30年代後半~40年代初め)

 12月6日の例会は、25名の参加者を得て盛会であった。

 14期(1956~62)から20期(1962~68)のパネラーが各々青春を過ごした高中高高を振り返り、影響を受けた教師や楽しかった運動会や文化祭やクラブ活動を生き生きと語った。
 自分の人間形成に高槻時代が血となり肉となっている事を積極的に認めた人もいた。或る卒業生は、自分は勉強しなかったと言いながら、教師の一言に触発され、研究の面白さを発見したという。教師の言動が生徒にとって重い意味をもつ事を示す例が目立った。毎回卒業生の思い出に登場する長谷川先生が或る時「勉強しなくてもいい。勉強しなくても世の中で立派に役立っている人がいる」と言われた事や、小野先生が「国・公立大に行けなくても、私立大のトップになれ」と言われて、それを実現した卒業生の発言は傾聴に値する。
 今回は昭和30年代後半から40年代前半に学んだ卒業生の座談会で、吉川初代校長が退職されて、強力なリーダーシップを発揮する司令塔を失った時期でもあった。また全国的に学園紛争の余波が本校にも押し寄せ、個別の問題(労使紛争)にからんで本来の教育が正常に行えない時期が含まれる。一部の生徒達が学校側に教育改善の真摯な要望書(「学校改善委員会報告」)を提出し、改善を迫ったのもこの時期である。
 高中高高の歴史には、いずれの学校もそうであるが、発展期があり、衰退期、混乱期がある。このような時期を法人や教師や生徒達がどのように乗り越え、改革の努力を積み重ねて、学校が立ち直り、学校の評価を獲得して行ったのかを研究する事は、70年の歴史に見られる学校の特色、独自性を探究しようとする「歩み」研究会の目的の1つでもある。今後もしばらく卒業生の発言を掘り起こす場を設定したいので、ぜひご参加、発言をお願いしたい。